2008.08.22 Friday
なつやすみ 4
会社員だった頃、長い休みが近づくと「さて、この休みはどんな本を読もうかな」と、
休暇の友となる本を探しに本屋に向かう。
特に夏は暑くて動きが鈍くなるので、
家の中で読書するのが一番涼しい方法だったりするのだ。
それほど読書量が多いわけではないけれど、
ぽっかりと時間が空いたりすると「本でも読もうか」と思う。
今回の休みは「片づけ」することに集中しようと思っていたので、
あえて本は用意していなかったが、
Mちゃんと出かけた帰りに本屋さんをふらふらしていたら、
こんな本を見つけた。
山本ふみこさんの「こぎれい、ござっぱり」。
副題に「山本さんの 愉快な家事手帖」とある。
ページをめくると、掃除当番表なるものが登場。
当番表、というと、仕事の分担があらかじめ決まっているものと思うが、
山本さんち(ご主人と3人の娘さんの5人家族)では、
空白の当番表に自分で名前を書き込む方式なのである。
おもしろいなあと思って他のページもぱらぱらめくると、
住まいやモノにまつわるいろんな話が書かれていて、
ちょうど片づけモードに入っていたわたしのツボにはまった。
暮らしのちょっとした小さなこだわりが見え隠れする、
ほっとなごめる一冊。
片づけることに煮詰まったら、これでアタマをやわらかくできそう。