「pa267/傘ケース」
古いパターンに「傘ぶくろ」(廃番)というのがありました。
縦型の細い筒型で、持ち手は1本の、簡単なつくりのものです。
使いやすかったのですが、その後買った折りたたみ傘は、
ファスナー開閉のしっかりしたケースがついていて、
ゆとりもあったので、「傘ぶくろ」は使わなくなってしまいました。
傘のケースのことはすっかり忘れていたのですが、
また作りたい!とリクエストをいただきました。
今度はファスナー付きにして!ということで、こんな形になりました。
ファスナーは縦方向に片面中央に配置。
持ち手は袋に縫い込んであります。
取り外しできるといいなぁとか、アイディアはあったのですが、
金具類を付けると重たくなるのでシンプルに。
持ち手の反対側についているのはつまみタブです。
開閉の時に使います。
ファスナー位置を中央にしたのはサイズ変更をしやすくするためです。
四角形の一辺にファスナーを付けた方が開閉しやすいのですが、
この形は下止めが必要です。
袋の平らな部分に付ける場合(コレですね)、
フラットニットならミシンで縫ってそのまま切り落とせます。
傘のサイズはいろいろなので、
自分の傘に合わせて作れるようにこの形にしました。
レシピには傘のサイズの目安を入れてあります。
ファスナーの両端は袋縫いです。
布端を内側に閉じ込めて糸が出てこないようにします。
ナイロン生地は袋縫いをすることできれいに仕立てられて長持ちします。
外周は20cmで、おおむね雨傘なら入るサイズです。
教室に来ている方に傘を持って来てもらい、
寸法を確認してみたところ、
日傘は生地が厚いのでちょっときつきつでした。
外周18cm以上の傘の場合は、横幅を広げて作ってみてください。
ゆとり2cm程度が出し入れしやすい目安です。
傘の色に合わせて作ればおそろい柄じゃなくても違和感ないです。
「傘のカバーなくしちゃった」という方がけっこう多くて、
自作できたら嬉しいアイテムです。
型紙はこちらから購入できます。
「pa267/傘ケース」
お店では型紙の他、オーダー製作もできますので、
「傘のカバーなくしちゃった」という方はご相談くださいね。
古い方の「傘ぶくろ」でも作れます。
傘カバーのオーダーの際は、お持ちの傘をご持参ください。
どちらの型紙も折りたたみ傘専用になります。
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